プロフィール

ドクターコムロ

Author:ドクターコムロ
(小室好一)
コムロ美容外科総院長。消化器外科・乳腺外科・形成外科・麻酔科を専攻し、数多くのオペを執刀。特に乳癌摘出術や、乳房再建術に関しては、高い実績を残している。その後、1991年にコムロ美容外科を設立。美容整形の“手術革命”をもたらした「コムロ式」オペの研究開発を積極的に進めると共に、数多くの医師を指導・育成してきた。またテレビ・ラジオ等では美容相談医として活躍。著書も多数執筆している。
医学博士・日本美容外科学会正会員・日本外科学会正会員・日本麻酔科学会正会員・日本超音波医学会正会員・米国アンチエイジング認定医


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8月7日にまた、UMKテレビ宮崎の「UMKママ感情報 PAKUPAKU(8月8日放送)」に出演してきました。私は最近PRPを活用した再生医療に力を入れているのですが、この時もその話をさせていただきました。タイトルはずばり「再生医療」について、です。しかしこのタイトルのせいで、収録前にちょっとした問題が起きてしまったのです。

DSC02101.jpg

テレビ局が前もって用意されたタイトルフィリップは「脂肪注入」でした。これを私が「再生医療」にしたところ、放送局の方が「再生医療という言葉を使って大丈夫なのか」という主旨の発言をされ、このタイトルそのものがNGになりかけたのです。すでにこの番組では「再生療法」という言葉は使っていたのですが、担当の方が「再生医療」という言葉をご存じなかったようでした。そのためこの言葉を放送に乗せても大丈夫なのか、判断が付かなかったわけです。

確かに私にも、反省すべき点はありました。「どうせ脂肪注入の話をするなら、PRPを使った脂肪注入法を再生医療の観点からお話ししよう」と、タイトル変更を軽く考えていたのです。しかし最近では総務省の指導が厳しいらしく、収録現場では言葉の使い方にかなり神経をとがらせているようです。特に医療関係の言葉は問題が発生する危険性が高いので、現場もピリピリしていたのです。

私自身はこの程度のタイトル変更で、問題が発生するとは予想だにしませんでした。とはいえ「再生医療」という言葉はすでに一般的に使われており、私が話す内容にも合致しています。そこでディレクターの方に「再生医療」についてご理解いただくため、収録直前の時間を使って説明させていただくことにしました。再生医療とは、これまで薬を使って行われてきた治療を自分の細胞によって行うものであること、すでに大阪大学では昨年秋に心筋症の治療に再生医療が活用されていること等をお話ししたのです。

DSC02095.jpg

その結果、「再生医療」についてはご理解いただけたようで、番組内で使うことにもOKが取れました。これでひと安心です。番組の収録も無事に終了し、翌日の8月8日に放送されました。

DSC02083.jpg

私がここで言いたいことはふたつあります。

ひとつは「再生医療」について、これからは一般の方も知っておいた方がいい、ということです。PRPを使った皮膚再生療法や脂肪注入法も再生医療の一種ですが、再生医療は今後、適用領域を大きく拡大していくはずです。効果が高いだけではなく、副作用が少ないというメリットもあるからです。

もうひとつは、新しいことを積極的に話すドクターが、もっとたくさんいるべきではないかということです。新しいことをお話しするのは、今回のケースのようなリスクもあります。学会でも新しいことを話すドクターは、少数派に過ぎません。しかしプロフェッショナルとして最前線で活動するドクターなら、自分が発見した新しい知見をどんどん発表すべきだと思います。

実は前回テレビでPRPを活用したバスト脂肪注入法を紹介した時も、視聴者から数多くの問い合わせをいただきました。だからこそ今回も、もう一度「再生医療」の観点からお話しすべきだと考えたのです。

再生医療の世界は、今後さらに急激な進歩を遂げるでしょう。このブログではその最前線を、紹介し続けたいと思います。


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前回は陰茎ワセリン除去の話をしましたが、ついでなので陰茎増大法についてもお話ししたいと思います。陰茎増大法については「再生医療(陰茎増大:イノポール法)」でも述べていますが、今回は脂肪注入法を取り上げます。

「再生医療(陰茎増大:イノポール法)」で私は
「これからの陰茎増大術はまちがいなくイノポール-Dが主流になると思います」
と書きました。従来の脂肪注入法は、注入した脂肪の残存率が20〜30%しかないからです。しかしその後、この考えを変えつつあります。患者さまご自身のPRP(血小板血漿)を使うことで、脂肪注入法の残存率が飛躍的に高まることがわかったからです。

PRPを併用した脂肪注入法については、「気になる脂肪でバストアップ」でもお話ししました。また「On the TV 〜 PRP皮膚再生療法」でも、PRPを利用した皮膚若返り法について紹介しています。PRPには成長因子が含まれており、これが細胞を活性化させます。その結果、お肌に注入した時にはハリが出て、バストの脂肪注入では脂肪細胞の残存率が高まるのです。

私は皮膚再生療法からPRPの活用を始め、第2弾としてバストへの脂肪注入にも活用するようになりました。PRPをバストへの脂肪注入に活用する施術は2007年6月から開始していますが、すでに100件以上の施術を行い、いずれも高い効果が得られています。そこで第3弾として、2008年1月から陰茎脂肪注入でもPRPの活用を開始しました。これについても20件以上の施術を行い、いずれも経過は順調です。注入した脂肪の残存率は、60〜70%に達しています。これは従来の脂肪注入法と比較すると、驚くべき数値だといえます。

陰茎脂肪注入法を成功させるには、いくつか注意すべきポイントがあります。

図1
まずひとつめは、包茎の場合には先に包茎治療を行う必要があるということです。上の図は陰茎の模式図ですが、包茎の場合は「絞扼輪」が狭いため、陰茎を増大させた時に陰茎の一部がこの「絞扼輪」に締め付けられ、形が下のようにいびつになってしまうのです。

図2
もうひとつの注意点は、前回もちょっと触れましたが、包皮と白膜の間にある筋膜の層に、均等に脂肪を入れるということです。もちろん注入する脂肪細胞には、PRPを均等に混ぜ合わせておきます。特定の層に均等に脂肪を注入するのは高度な技術が必要です。ぜひ経験豊富なドクターに任せたいものです。

PRPを活用した脂肪注入法を開発したため、コムロ美容外科・歯科の陰茎増大術は、イノポール法と脂肪注入法の2種類の施術を選択できるようになりました。いずれも効果が高いので、患者さまの好みのものをお選びいただけます。どちらを選んでいただいてもかまいません。

イノポール法は包茎のままでも大丈夫なので、包茎を直さずに陰茎増大したいならば、イノポール法を選択するという考え方もあります。しかし「包茎は百害あって一利なし」でも述べたように、包茎はぜひ治しておきたい症状なので、包茎の場合は一緒に施術することをお勧めします。

陰茎増大術は、2年前に比べると飛躍的に進歩しました。これだけ効果的な施術が2種類もあるということは、2年前には考えられませんでした。陰茎増大術に限らず、美容外科の世界は驚くべきスピードで進歩し続けているのです。

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ワセリン除去の話

今回は男性泌尿器の話です。「ワセリン除去」という言葉をご存じでしょうか。実はこの間、非常に難しいワセリン除去の施術を行ったので、そのお話をしたいと思います。

多方面で男性泌尿器を大きくする方法として、陰茎部にワセリンやプラスチックなどを入れる方法があります。これは非常に危険なもので、美容外科ではまず行われません。刑務所の中や、興味本位で行われるケースが、時々あるようなのです。ほとんどが専門家ではなく、いわば「素人手術」で行われるのですが、このような異物を陰茎部から取り除くことを「ワセリン摘出術」というのです。

美容外科で陰茎増大を行う場合には、脂肪を注入したり、シリコンボールを挿入する方法が一般的です。脂肪を注入する場所は、包皮下の二枚の筋膜のいずれかの層に、均一に注入を行うのも非常に高度なテクニックが必要です。しかしあまり知識のない医師が施術を行うと、適当なところに脂肪を注入するケースが少なくありません。結果、陰茎が凸凹に成りかねません。そして、よく見られるのがシリコンボールを包皮直下に入れるケースです。この場合には炎症を起こして包皮が「菲薄化(ひはくか)」しやすくなります。菲薄化とは皮膚が薄くなって、中が透けて見えてしまうことです。結果、シリコンボールが露出します。

今回私が施術を行ったケースは、陰茎部にワセリンを入れたということなのですが、最大の問題は複数の場所に注入されており、入れた場所が特定できない点でした。注入されたワセリンは石灰化して石のように硬くなっており、それらのうちあるものは皮膚を菲薄化させて白く浮き出ており、あるものは筋膜の内側にある白膜に癒着しているという状態だったのです。陰茎の直径はなんと55mmもありました。これではもはや、性交することもできません。

写真1
               術前

実はこの患者さんは、最初から私のところにいらっしゃったわけではありません。まず宮崎大学付属病院で診察を受け、手術を断られていたのです。その後も社会保険病院で「治せるかどうか保証できない」と言われ、さらに複数のクリニックの扉をたたいたということです。その途中で私のことが紹介され、5件目くらいで宮崎コムロ美容外科にいらっしゃったというわけです。

これだけの症例になると、おそらくどのドクターも逃げ腰になるでしょう。私のところでも、他のドクターはみな施術を反対したのです。しかし私は「自分がやらずに誰ができるのか」という気持ちが高まっていきました。目の前の患者さんも、もう絶望的な顔で「これが治らなければ生きていても仕方ない」といったことをおっしゃいます。結局2週間検討した上で、施術を敢行することにしたのです。

ワセリン摘出で重要なのは、まずどこに異物が入っているのか、綿密な術前検査を行うことです。今回のケースでは本人の記憶が曖昧なため、美容外科の常識で判断することはできません。そこでまずCTスキャンによって、異物の場所を特定することにしました。その結果が下の写真です。

写真2
   (クリックすると拡大します)

この写真で異物の場所を割り出した上で、施術を行います。最初から場所がわかっているので、ピンポイントで異物を取り除くことができます。下の写真は施術の様子です。一部白いゼリー状のものがワセリンです。

写真3
               術中

かなり大がかりな施術になりましたが、無事すべての異物を取り除くことができました。施術後の陰茎の直径は35mmにまで縮小しています。

写真4
               術直後

今回は私のクリニックが、まるで「駆け込み寺」のようになってしまいましたが、結果的には患者さんにも喜んでいただけたので、よかったと思います。

でもこの患者さん、最後に「ずいぶん細くなったのでもう少し太くしてもらえないか」とおっしゃったんですよ。懲りない方ですね。思わず笑ってしまいました。


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副乳の話

今回は副乳の話をします。副乳とは何か、ご存じでしょうか。これは乳房が過剰に存在する症状を指します。下の図でオレンジ色の線で表した部分を「乳腺堤」といいますが、この線上に、通常の乳房以外の乳房が存在するケースがあるのです。

副乳
副乳を持っている人は、決して珍しくありません。特に日本人にはよく見られる症状です。ある調査によれば、白人では1〜2%の発現率なのに対し、日本人では2〜6%に達するといわれています。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。それは人類が哺乳類の一種だからです。哺乳類の中には複数対の乳房を持つものが少なくなく、個体によってその対数が異なるケースもあります。人類は進化の過程で一対の乳房だけが残り、他の乳房は退化していったのですが、胎生期(出産前の発達段階)に「退化不全」が起きると、それが副乳として残ってしまうのです。

副乳そのものは、特に人体に悪影響を与えるということはありません。そのためまったく気にならないのであれば、そのまま放置しておいても問題ないといえます。しかし第三者が副乳を見た場合、違和感を感じる可能性はあります。Wikipediaの「副乳」の項目でも、「周の文王には4つの乳があった」とする説や、17世紀の魔女狩りの際に「副乳を魔女の証としていた」という話が掲載されています。いい意味でも悪い意味でも、副乳が「人間を超越した証」と見なされていた歴史があったことがわかります。

もし少しでも「副乳が気になる」ということであれば、取ってしまった方がいいでしょう。副乳は手術で簡単に取れるものだからです。また先ほども申し上げたように、第三者が見たときに違和感を感じるケースも少なくありません。ご本人は生まれつきなので慣れてしまっていることも多いのですが、パートナーの方を驚かせたくないのであれば、取ってしまった方が無難だと思います。

手術で副乳を取り去る場合、副乳の状況によって、大きくふたつの方法があります。

ひとつめの方法は、乳首のように突起している部分をそのまま切除する方法です。これは乳腺組織がほとんど発達していない場合に行います。副乳が腹部より下に存在する場合には、乳腺組織がほとんど発達せず、ほくろのような状態になっています。このようなケースで使われる施術です。

もうひとつは副乳の周囲を紡錘状に切り、乳腺組織ごと切除する方法です。副乳の乳腺組織があるていど発達している場合には、この方法を採用します。この場合、重要なのは乳腺組織の取り残しがないように、筋膜上まで十分に切除することです。

バストアップなどの施術を希望される患者さまの中にも、副乳が見られるケースは少なくありません。やはり20〜30人にひとりくらいの割合でいらっしゃいます。せっかく美しくなるために施術を受けるのですから、この場合は副乳の切除も一緒にお勧めしています。

もし副乳をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ドクターにご相談されてはいかがでしょうか。


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スタッフ研修旅行2日目。白水館で朝食をすませ、朝10時にチェックアウト。出発前に白水館玄関で記念撮影です。

写真2

この日の目玉は、唐船峡のそうめん流しです。でもその前に、旅の駅「池田湖パラダイス」でちょっと休憩。池田湖は恐竜「イッシー」がいるといわれており、駐車場にも大きな恐竜像があります。イッシーは10メートルを超す背中を水面に見せることがあるそうですが、本当に存在するのでしょうか。面白いですね。

写真3、旅の駅「池田湖パラダイス」

池田湖パラダイスから少し走ると、唐船峡です。ここは渓谷に湧き水が流れており、この水を使ってそうめん流しを行っているのだそうです。唐船峡に着いた時には気温が30度を超えていて、かなり暑かったのですが、渓谷に降りていくとひんやりしています。

写真4

テーブルに着くと、水が回転する装置が置いてあり、この中をそうめんが流れていきます。このような「回転式」のそうめん流しは、鹿児島ではよく見られます。唐船峡のお店は、回転式そうめん流し発祥の店なのだとか。床の下は川が流れています。この川の水をくみ上げてそうめん流しに使っているようです。

写真5

実はこの日は朝食が遅く、唐船峡に着いたのはまだ12時前だったので、あまり食べられないのではと、ちょっと心配でした。でも食べ始めると、どんどん入っていきます。普段食べているそうめんとは味がぜんぜん違います。とても美味。最後におにぎりとお新香が出てくるのですが、その前に満腹になり、おにぎりは持ち帰りとさせていただきました。

昼食後は「知覧特攻隊平和会館」へ。太平洋戦争末期に編成された、特攻隊に関する資料を展示する施設です。零戦や飛燕といった戦闘機の実物や、特攻隊員の遺品等が展示されています。実はここに来るのも3回目なのですが、遺品の数々を見ていると胸が熱くなります。音声解説をしてくれるイヤホンを100円で貸してくれるのですが、これを聞きながら見るのがお薦めです。話し方が泣かせます。

さて天気ですが、この日は降水確率90%という予報でしたが、白水館を出てからしばらくは晴れていました。晴天は昼過ぎまで続いたのですが、「知覧特攻隊平和会館」に入ったとたんに雨が降り始め、見る見るうちにスコールのようになりました。でもその後また雨が上がり、宮崎に戻った頃にまた雨が降り始めるというあんばいでした。結局のところ、外にいるときに雨に降られるということはなかったわけです。2日間、ラッキーでした。これも吉方位への旅だったからでしょうか。

そうそう、吉方位への旅ではひとつ、忘れてはならないことがあります。それは他の場所に寄り道をせず、まっすぐ出発地点に帰ることです。私はこの後福岡に行く必要があったのですが、鹿児島空港から福岡に行くのではなく、わざわざ宮崎まで戻り、宮崎空港から福岡に向かいました。

そのおかげなのでしょうか。研修旅行の後、宮崎院のお客さまの予約がいつもよりも多くなったようです。コムロ美容外科歯科は福岡にも医院があるのですが、今度は福岡院でも吉方位旅行を計画しようかと思っています。


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